ジェブ・ロイ・ニコルズさん(Jeb Loy Nichols)。 優れたシンガー・ソングライターであると同時に、味わい深い作品を残してきた木版画家でもあります。
そして、おそらく「ユルい」という形容詞が市民権を得る前からそれを実践してきた人物でもあります。
ジェブとの出会いは、2002年リリースの『easy now』。鼻声ヴォーカルが文字通りユルいです。でも、そこにわざとらしさなどなく、フツーに発声したらこうなったという極めて自然体のスタイルにはまりました。
で、最新作の『Long Time Traveller』。レゲエです。
彼自身曰く、
「このアルバムはカントリー色の強いものになるはずだった。でも、音を聞いているうちに70年代のレゲエに近い気がしてね。オールドスクールな雰囲気に仕上げることを意識しながら制作したんだ。そもそも、ぼくはレゲエとカントリーとの間に共通性を感じていたんだ。」
なるほど聴いて納得のコメントです。
決して派手さはありませんが、じんわりと染み入る好盤です。